年頃になると賃貸よりも所有したくなるワケ
おはようございます!
富山県射水市小杉エリアを中心に、人と住まいを結ぶ不動産屋 株式会社リボンの米山勝規です(*^_^*)
昨日は
銀行打ち合わせ
リフォーム打ち合わせ
ランチミーティング
土地売却ご相談(射水市内)
でした!
年の瀬になりましたが、不動産業界はそこまで忙しくもなりません。
(2年ぶりの飲み会とか納会とか忘年会とかやっさくっておりますが)
来年に向けての動きを考える中で、いくつかの方から自然発生的に発案があったのが、
世の中に戸建ての貸家を作ること
です。
年頃になると新築住宅が欲しくなるワケ
不動産屋として、とっても自然な話のように見えるかもしれません。
しかし、(ここからは個人の見解ですが)、基本、特に富山県内では一戸建ての貸家を新築するメリットがありません。
理由は「新築信仰が強い(若い人でも自分で新築して所有したい)」というところに集約されるのかと思います。
家を建てたら一人前。
そういう考え方が良いとか悪いとかいう議論は置いといて(炎上しそう)、傾向として、そのように考える方やそのように言われて育ってきた年配の世代が、後輩の世代(息子や娘)にそのように支援したい。
どちらかというとそういう傾向にある、ということ。
例えば若い夫婦が一軒家を探しているとしても、新築の貸家となると現状の投資回収率からしても10万円台になってきますから、同じような立地と間取りで新築した方が良いような気がしてきます。
というのも、自分の思い通りになって思い通りになる注文住宅で、7万円/月の住宅ローンに収めることだってできる。
若い夫婦は選択を迫られます。
10万円を払い続けて自分のものにならない賃貸。
かたや、月々3万円安く住み続けていたら自分のものになる購入。
背景と数値で整理すると、普通の神経の方なら、後者を選びます笑
当然の市場原理なんです。
結果、現在どうなっているか?
所有する
所有した資産となる(子孫まで)
そのように信仰してきた世代の(一部の)住宅が大量に空き家となり、世の中に出てきていますし、今後も加速度的に出てくる。
状況としては
「使い切った」
というよりは、
「用途が定まらず長い間使われずにいた結果価値が下がってしまった」
という空き家がどんどん増えていく可能性が高いように思います。
不動産はそれだけで人生を豊かにしてくれる特別な物ではありません。
他のあらゆる「物(包丁とかフライパンとか)」と同じように、使用用途に合わせて大切に使い、手入れして使い続けることで、価値を保つことができます。
具体的な話、
二人暮らしには二人暮らしの、
五人暮らしには五人暮らしの、
お子さんが小さいときには小さいときの、
適切な居住環境というのがある気がしています。
そういう観点でみると、「所有する」ということと「借りる」ということの選択に、少なからず影響を与えるのではないかなー?と。
その都度その都度の状況(用途)に合わせて不動産を選択し、全体が最適になる時代がきますように。
さて、本日も喜んで進んで働きます♪
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