あの人がおじいちゃんだったとしたら 〜リボン7周年記念特別エピソード19〜
こんばんは!
富山県射水市小杉エリアを中心に、人と住まいを結ぶ不動産屋 株式会社リボンの米山勝規です(*^_^*)
昨日は、
・富山市倫理法人会経営者モーニングセミナー
・土地の利活用相談(舟橋村内)
・マンション購入打ち合わせ(富山市内)
・忘年会
でした!
仕事納めが27日だったのですが、
おさまってないやん。。。そんなもんです。
さて、株式会社リボン設立7周年の月ということで、この7年間を振り返るエピソード。
前回はパラダイムシフトについて書きました。
あの人がおじいちゃんだったとしたら
起業1年目はなんとかこんとか、目の前の仕事を見つけてお世話させていただいて、というのを繰り返していた気がします。
父の紹介で、不動産業を廃業される方からの引き継ぎを受けることもできたり、お世話役としてのやるべきことは多くなってきました。
そんな中、また別の苦難がやってきました。
それは、お客様に大変なクレームをいただいたことです。
念の為申し添えますが、そのケースは弊社には業者としての落ち度はほぼありませんでした。
ただ、お客様の期待を裏切ったと言う意味では人として至らなかったことが多かったのかもしれません。
そういう意味では、この問題に正面から向き合おう、と思って取り組むのですが、話は平行線。
朝6時台。時に5時台に電話がかかり、出たら30分程度大きな声で非難をされ続ける。そんな日が1週間ほど続いていた時期がありました。
当初、経営者の勉強会にて「祖先を敬う」ということと業績が関連性がある、ということを教えていただき、お墓参りをほぼ毎日実践していました。大好きだったおじいちゃんが眠るお墓です。
そして、そんなクレームが続く日々に、ふと、「あのお客様はおじいちゃんなのではないか」という考えがふと脳裏によぎりました。似ても似つかないような人でしたが、「もしおじいちゃんだったら」という考えが頭を駆け巡りました。
もし、あの人がおじいちゃんだったとしたら、絶対に何かを伝えたいに違いない。
そう素直に思えました。
だとしたら、、、
僕が実際に行動に出たのは、そのお客様に以下のことを伝えました。
・今回のことはやはり弊社に落ち度がないこと
・信頼を失っている関係であるため、これ以上依頼をお受けできず、今すぐ関係を解消すること
当然、お客様は激昂し、大爆発。
クレームは宅建協会(不動産屋として所属している営業活動のために非常に重要な協会)まですぐに届きました。
協会の長から、「米山くんどうした」と。
これに対して「かくかくしかじかで」と説明しますと、一緒にもう一度会いに行っていただくことになり、結果としてクレームは収まりました。
夢にも出てきて、事務所の従業員が被害に遭ったらどうしよう、など、被害妄想が連続していた日々に、おさらばでした。
あのときのイメージは、
目の前のことに一生懸命になるのも良いけど、
「違うものは違うと言いなさい」という、僕の大好きなおじいちゃんからの、責め心のない優しいメッセージだったのかもしれません。
つづく。