鍛錬とは
明けましておめでとうございます。
富山県射水市小杉エリアを中心に、人と住まいを結ぶ不動産屋 株式会社リボンの米山勝規です(*^_^*)
昨日は、
・妻の実家ファミリーで旅館に宿泊
でした!
鍛錬とは
毎年、大晦日からの年明けを、妻の実家のファミリー(両親と3人兄弟それぞれのファミリー)と一緒に高岡の「磯はなび」という旅館で過ごしています。
かれこれ9年くらい続けているでしょうか。
妻の実家ファミリーの古くからの慣習だったようで、それに便乗させていただいております。
磯はなびは富山県西部の人間にこそ馴染みがある旅館ですが、富山市(県東部)に住む妻のファミリーにとってはそうでもないはず。
ちょこっと旅行気分を満喫するにはとてもいい宿です。
そこで毎年、目にして心に染み渡るのがこの掛け軸。
宮本武蔵の五輪書に出てくるこの言葉
「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす」
千日は約3年弱。万日は約30年弱。
当時の感覚で言うと、30年余りというのは「一生」に値する長さだったのではないか、と思うのですが、
一生かけて行うのが「鍛錬」であるということでしょうか。
この掛け軸を見るたびに、不動産の師匠を思い出すのです。
毎日毎日淡々と不動産業に向き合い、独立されてから30年弱のタイミングで僕が弟子入りしていますから、その頃すでに「鍛錬」の領域に達していた師匠の背中を見て育てていただくことができました。
仕事を「気合い」とも違い、「惰性」でもない、適度な力加減で、さまざまな案件を楽しんでいたように見えました。
たまに現場で気づいた補修をそのままやってみたりされていました(屋根登ったり)。
「初めて知ったわ」ということを何度か口にされていたのですが、鍛錬の先にまだ「初めて」のことがあると認められるその姿勢に、僕は強い憧れを感じたのを覚えています。
僕もひとつの事業をず〜〜っとやり続ける中で、コアになってくる技術があると感じています。
それは、「どうやったらできるのだろうか」ということを考えやってみる、という技術。
これを突き詰め続けていけば、きっとどんなことだって不可能はない、と言い切れる日が来るはずです。
そして、であるならば、家族や従業員の幸せや、お客様が求めていることをどうやってやるか、ということを追い求められるような人間でありたいと思います。
2024年は派手なアクションをする予定ありませんが、この辺りを、地味に考え続けやり続けて、少しでも「鍛錬」に近づけるよう、尽力いたします。