株価コントロール? 〜事業承継士取得講座4日目〜
ここ3日間、エレベーターやエスカレーターを使わない生活をやってみていて、ホテルの10階の部屋に帰る時のしんどさに快感を覚え始めている、米山です( ´ ▽ ` )ノ
#10階フロアーではぁはぁ言ってるやつは米山です
いよいよ佳境に入ってきた事業承継士講座ですが、後半ともなると名残惜しさが出てまいりました。
アウトプットは最大のインプット‼️
ということで、事業承継士4日目のメモ_φ(・_・
※長いだけーです
未知の領域の階段を登ってます!!
●遺言について
●株価のコントロール
●役員退職慰労金(社長の退職金)の意義
●保険の見直し
●事業承継と信託
株価ってなによ
改めて、株価の話が出てきました。何度考えても奥深い「株価」。
あらゆることに言えますが、一般論とケースバイケースに分けて考える必要性があります。
事業承継のタイミングで株価は下げる。
ただ、大事なのは、一般論(平常時)では、株価は高いほうがいいに決まっている。です。
株価は会社の価値を表す大切な指標の一つ。
会社が調子が良く資産を積み上げている段階において、株価は上がります。
必ずしも株価が高いからといって業績が良い、というわけではない様ですが、
やはり、「業績が良い」という状況が続けば必ず株価の算定額は上がるのです。
基本姿勢はアゲアゲで良いではないか。これを忘れてはいけません。
#納税しようぜ
コントロールすること
ただし、やはりこと「事業承継」という特殊なシーンでは株価についてよーく考えなければいけません。いや、コントロールしなければ場当たり的な承継になってしまいます。
コントロールする手段としては先日挙げていた手段の他にも、
・中有小企業投資育成
・従業員持株会
・生命保険
・オペレーティングリース
・不動産小口化商品
など、細かいスキルテクニックがあるそうです。
不動産屋さんとしてもあんまり出番のない、小口化商品(不動産投資)が登場して興味津々♪
また、土地建物の評価額(路線価と各種補正)や借地権の考え方、使用貸借の状況での危うさ、について改めて学ばせていただき、本業との共通話題にそわそわと受講していました。
社長の退職金
事業の方向性の舵取り、苦しい資金繰り、ギリギリの経営判断を長年し続けてきた社長に対するご褒美!!
的な要素がクローズアップされやすい「退職金」ですが、このこと自体も株価コントロールに一役買っています。
まず、会社のキャッシュを社長個人(法人とは別人格)へ堂々と渡せるタイミングは二つ。
「役員報酬(月収)」
と
「退職金(退職時の一回)」
くらいです。
(そのほか役員賞与も可能ですが、無駄に高い課税がなされます)
そして、退職金によってキャッシュが多く社外に流れ出すタイミングで、
株価は下がります。
この下がる理由は「資産が減るから」であって、「業績が悪くなる」とはまた別の尺度での評価ですから、金融機関からの目もそんなに気にすることもない、生涯に一度あるかないかの特殊なタイミングです。
このタイミングで事業承継する、というのが自然な流れであり適切なタイミングでもありあますね。
退職金はどうやって用意するのか
この退職金の積み立て方法に大きな功績を与えてくれるのが、生命保険ではないでしょうか。
僕の身の回りにも保険の専門家は多くいらっしゃいますが、様々な提案をしていただけます。
僕ももちろん退職金の積み立てを保険を利用してしています(額は小さいけど)。
節税とか云々の方法論も積極的に言われるところですが、
意識しなくても勝手に積み立っていく、という仕組みがあることに感謝です(目に見えたら使っちゃうw)
これは、会社の運営が立ち行かなくなるような、いざ、というときのセーフティネットとしても視野に入れておくべき貴重な存在です。
退職間際にすることではないので、これは数十年かけてじっくり積み立てていくことをお勧めしたいものです。
そのほか、不動産などの現物支給ということも考えられます。いろんな方法があって面白い分野だなーと思っています。
保険って奥深い
前述のように、会社運営と保険は切っても切り離せない存在です。
専門じゃないのでさらっと。
生命保険以外にも
ガン保険
損害保険
業種特有の保険
という、ニーズにマッチしたものを選択(あるいは組み合わせ)することによって事業形態にあったものを選んでいく必要があります。
この分野においては、さすがに専門家に完全に委託することになるな、と確信。奥が深すぎるw
遺言とか信託とか
「遺言」、、、
普段そんな言葉を聞くと、「大病を患ったの?」と心配したくなる分野ですが、
相続や事業承継の現場ではもう、とにもかくにも「遺言は作ってみてください」から始まります。
不動産業をしていても、その様に思うことは多々あります。
自分の資産を整理するいいきっかけですし、
なにより、その遺産分割の意図や想いを言葉にする大変貴重なタイミングです。
遺族はなにも資産を平等に引き継ぎたいのではなく、どんな思いでそのような分配を考えたのか、に非常に敏感だったりします。
まず、自分も遺言を書いてみようと改めて思いました。
一番簡単な自書の遺言調べてやってみます。
また、「信託」というものもあります。
専門領域と思われる司法書士の先生でもなかなか経験されていないであろう、僕にとっても謎の分野です。
しかし、手段の一つとしての信託を正しく理解し、そのメリットデメリットを把握した上で、「これしかない」というタイミングで提案したい切り札の様な存在。
これまた専門家に委託せざるを得ないふかーい分野である様です。
さて、本日は最終日!
喜んで進んで学びます♪
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