師匠 〜リボン7周年記念特別エピソード11〜
こんばんは!
富山県射水市小杉エリアを中心に、人と住まいを結ぶ不動産屋 株式会社リボンの米山勝規です(*^_^*)
昨日は定休日でした。
友人と、趣味のラーメンをたべる。
そんな日でした笑
さて、株式会社リボン設立7周年の月ということで、この7年間を振り返るエピソード。
前回は米山が不動産の師匠に手解きを受けているときの話を書きました。
師匠
転職して1年弱の時期。なんとか宅建の試験をパスし(得意の勉強法にて)、免許証が発行されたあたりから契約行為をさせていただけるようになりました。
それでも、自分自身が物件案内をしたりしても、なかなか契約にいたりません。
師匠がどのようにいわゆる「クロージング」に至るのかをよーく観察しているつもりでした。
ですが、、、師匠の前では、
「私、この物件買いたいのですが」という感じで、お客様から口を開くことが多かったです。
決して「この物件買いませんか」という意味合いの言葉はかけられていない。
なぜ、、、売れるんだ!?
そして、時にこう言いました。
「やめとかれ」
えっ!?
ほんと、正直な人なんです。。。
また、不思議なことに、師匠の携帯電話には知り合いから度々電話がかかってきて、
「分かった、今から行くよ〜」
と言って、すぐに現場に駆けつけます。不動産売却の相談でした。
別のことをしていたかと思えばすぐに対応し、お客様の要望に答えていく。
百戦錬磨の引力みたいなのが働いているのか、、、
僕はてっきり、不動産を売るというのは、口が上手で相手の気持ちをうまくコントロールして、前に前にグイグイと推し進めていくテクニックみたいなものが必要なのだと、構えていたんです。
どうやら、それはドラマや漫画の中の世界だったようで、そういう意味では、心底ホッとしたのを覚えています。
師匠は基本、
素直に、正直に、対応しているだけ。その代わり、専門知識と勘がとても磨かれていたようにも思います。
逆に言えば、つかみどころがない、、、
一体どうやってこれを習得すればいいのか、まったく手応えない毎日を過ごしていました。
けど、その手応えのなさがために、一緒にいることに価値があったのだと、今ではわかります。
一緒にいなければ分からない、ふとした瞬間の言葉や態度がありました。
つづく。